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機械学習によるデータ分析をスモールスタートで:価格は200万円から
東芝情報システムは、ビッグデータを機械学習で分析して、その結果を提供するサービスの販売を開始した。多額な投資が必要なデータ活用を、スモールスタートで始めることができるという。
価格は200万円から
東芝情報システムは2016年6月28日、顧客が持つビッグデータを機械学習で分析し、その結果を提供する「分析・予測支援サービス」の販売を開始すると発表した。
同サービスでは、顧客の一部データを預かり、最大4回の分析を行ってデータ傾向を特定。機械学習によって導き出された予測値や分析モデルの評価結果などをレポートとして提供する。また、顧客に適するデータ分析の進め方、活用方法の提案も行うという。
ビッグデータの活用に、多額の投資が必要で導入をちゅうちょしている顧客に対して、スモールスタートでのデータ活用支援サービスを提供することが目的としている。
価格は200万円から(最大4回のレポート報告会を含む)。同社は、「本導入をしている顧客では、各種センサーから収集したデータを分析して故障を事前に察知することにより、稼働率向上、部材の在庫管理の適正化などを実現できている」と語る。
サービスの評価後、本導入に必要な分析環境や運用サポートを導入することも可能だ。
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