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IoT時代のセキュリティはライフサイクル全体で「ポケモンGO」にも脅威が?(2/2 ページ)

マカフィーは2016年7月20日、同年5月30日付でマカフィー社長になった山野修氏の就任に伴い、新体制における戦略説明会を開催した。山野氏は、「デバイスやデータの増加や、クラウドの活用といったデジタル世界の変化により、サイバー上の脅威が増大している」と語る。

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組み込み機器向けにはOEMビジネスも拡大へ

 山野氏は、法人と個人それぞれの顧客に対する戦略も説明した。法人向けには、ライフサイクル全体の脅威対策を通じて、「ITだけでなく、OT(Operational Technology:制御系技術)のセキュリティまで包括的にサポートする」(山野氏)と語る。

 制御系は従来、専用のネットワーク、機器が多くを占めていた。そのため、ネットワークが分離されており、セキュリティは安全と考えられていた。しかし、制御系のネットワークもIP(Internet Protocol)がベースとなってきており、機器側のコントローラには一般的なPCを活用するなど、制御系の環境がITに近くなっているという。そこで、内部のネットワークを監視するIPSやSIEMなどの提供を進めていく。


ITからOT(制御系)まで包括的にサポート (クリックで拡大) 出典:インテルセキュリティ

 また、組み込み機器などでは、OEMビジネスも今後広がっていくだろうとした。

Full Digital Life Protection

 個人向けには、PCや携帯端末、プロバイダーが提供するネットワークの保護に製品提供を行ってきた。「2016年から“Full Digital Life Protection”を掲げ、ウェアラブル端末やスマートホームなどに向けた製品の提供も進めていく」(山野氏)と語る。

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