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ETとIoT技術を融合、新たな成長と価値を創出ET 2016 開催概要を発表(1/2 ページ)

組み込み総合技術展「Embedded Technology 2016(ET2016)」と、IoT(モノのインターネット)総合技術展「IoT Technology 2016」がことしも同時開催される。組み込み技術とIoT技術の融合によってビジネスイノベーションを巻き起こそうとしている。

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パビリオン新設、センサーとデータ活用に焦点

 組込みシステム技術協会(JASA)は2016年8月26日、組み込み総合技術展「Embedded Technology 2016(ET2016)」と、IoT(モノのインターネット)総合技術展「IoT Technology 2016」について東京都内で会見し、開催概要を発表した。両技術展は同時開催で、会期は2016年11月16〜18日の3日間、会場は横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜となる。

 今回は両技術展に400社・団体が出展を予定(前年実績は388社・団体)しており、主催者は3日間で2万5000人の来場者を見込んでいる。特に今回は、ET展が30回目を迎えることもあり、特別記念講演などを予定している。組み込み/IoT分野で大きな影響力を持つ大手企業から講師を招く。


同時開催する組み込み総合技術展「Embedded Technology 2016(ET2016)」とIoT(モノのインターネット)総合技術展「IoT Technology 2016」のコンセプト (クリックで拡大) 出典:組込みシステム技術協会

 IoT社会を実現するために重要となるセンサー技術およびデータ活用技術にフォーカスしたパビリオンを新たに設ける。「センサー技術/センシング技術パビリオン」と「データ活用技術(収集/集積〜解析まで)パビリオン」である。これ以外にも「セキュリティゾーン」を新設するなど、IoTサービスに向けたソリューションを、より具体的に紹介する予定だ。将来は、「AI(人工知能)」や「車両の自動運転」に関するパビリオンの設置なども視野に入れている。

約120のセッションを予定

 ET展ではカンファレンスにも注力してきた。今回は約120のセッションを予定しており、来場者は全て無料で受講できる。基調講演では、自動運転に関わるビジネスイノベーションに関してトヨタ自動車が、ロボット技術を応用した自動運転技術についてZMPが、センサー技術をベースとしたIoT事業創造について村田製作所が、IoTによるデータを活用した戦略についてNTTドコモが、それぞれ講演する予定となっている。また、IoTテクニカルセッションでは、ディープラーニングによる画像認識や、ユーザーエクスペリエンスデザインをテーマにした講演などが計画されている。

「組み込みIoTハッカソン」がオープン競技に昇格

 さらに、前回はエキシビションとして実施された「組み込みIoTハッカソン」を、今回はオープン競技として開催する。組み込みシステム業界の発展を担う「組み込みIoT人材」を発掘、育成する目的でスタートした。今回は、条件をクリアした10チームが、主催者から提示された課題について、技術とアイデアを競い合うことになっている。

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