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自動運転時代に向けたセンサー群、オムロン展示:話題の卓球ロボットはギネスに認定!(2/2 ページ)
オムロンは、「CEATEC JAPAN 2016」(2016年10月4〜7日/千葉市幕張メッセ)で、車載環境下でも非接触で脈拍を測定できるセンサーと、人工知能を搭載した車載向けセンサーを展示した。
卓球ロボットがギネス世界記録に認定
また、毎年恒例となる卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」も、2015年から進化した形で展示されている。ディープラーニングを実装し、対戦者の上手/下手を瞬時に判断。相手のレベルに合わせた返球を行うことで、互いの成長を図る。
具体的には、返球精度±5cmとより高精度にボールを返球できるようになったとする。ラリーのレベル判定と、「融和の度合い」も判定できるようになり、人の特性に合わせてロボットハンドを制御することで、人の能力を引き出せるようになっている。
同社は、今回の展示テーマに「センシング&コントロール+Think」を掲げている。収集した情報を人にとって価値ある情報に変換して機械を制御する「センシング&コントロール」に、人の知恵を表す「Think」を加えた意味が込められているという。
フォルフェウスは、その中でも同社が描く“人と機械の関係の進化”を紹介するための体験型デモンストレーションだ。2016年9月には、「最初の卓球コーチロボット/First robot table tennis tutor」として、ギネス世界記録に認定された。
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