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スマート家電やIR46、中国市場の“今”が分かるデモルネサス DevCon China 2016(1/3 ページ)

ルネサス エレクトロニクスが中国で初めて開催したプライベートイベント「DevCon China 2016」では、組み込み機器設計プラットフォーム「Synergy」をはじめ、中国市場のトレンドに沿った77種類のデモが披露された。その一部を紹介する。

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中国向けならではの製品をデモ展示

 ルネサス エレクトロニクスは、2016年10月27日に中国・深センで開催したプライベートイベント「DevCon China 2016」において、中国市場のトレンドに沿った製品をデモ展示した。ヘルスケア、ホーム、ICTおよび産業分野、組み込み機器設計プラットフォーム「Synergy」といったテーマごとに展示され、デモの数は77に上った。ここでは、その中の幾つかを紹介したい。

「DevCon China 2016」のデモ展示会場の様子(左)。右は、「Synergy」の展示エリア(クリックで拡大)

スマート家電は中国発になるのでは

 スマートホーム向けの提案として、人体感知センサーや音声認識機器、オーディオ、照明、扇風機、香水の自動噴射器、PM2.5感知器などを連動させたデモを展示した。連携する機器には、Bluetooth Low Energy(BLE)対応マイコンのRL78が搭載されていて、これらをBLEやAllJoyn*)で連携させている。例えば、1)人体感知センサーによって人がいることを感知すると、香水が自動的に噴射される、2)音声認識機器に向かって「パーティー」と言うと、にぎやかな音楽が流れる、といったデモが行われていた。

*)関連記事:AllJoynでBluetoothが使える! ルネサスがデモ

 このデモをDevCon Chinaで展示した背景には明確な意図がある。ルネサスは「家電はもはや中国発になりつつある。スマート家電についても、中国がスタートになるのではないかとわれわれは考えている」と語った。

左=機器/家電を連携させるデモの概要/右=デモの様子(クリックで拡大)

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