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第4世代シリアル規格に理解があるBERTテクトロニクスが発売(1/2 ページ)

テクトロニクスは2017年2月、SAS4やPCI Express 4.0などの最新シリアルインタフェース規格のレシーバーテスト用の新しいビットエラーレートテスター(BERT)を発表した。リンクイコライゼーションなどプロトコルハンドシェイクをBERTで行える機能を備える。

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SAS4やPCIe 4.0、USB 3.1のレシーバーテスト向け

 テクトロニクスは2017年2月、SAS4やPCI Express 4.0(PCIe 4.0)、USB 3.1などの最新シリアルインタフェースに対応した新しいビットエラーレートテスター(BERT)「BSXシリーズ BERTScope」を発売した。


新しいビットエラーレートテスター(BERT)「BSXシリーズ BERTScope」

 SAS4やPCIe 4.0、USB 3.1といった最新シリアルインタフェースは「第4世代規格」と呼ばれる。これら第4世代規格は、より高速なデータ伝送を実現するため、レシーバーとトランスミッター間で「リンクイコライゼーション」などあらかじめ接続を最適化するハンドシェイクを行うプロトコルになっている。

 従来のBERTは、こうしたプロトコル・ハンドシェイクに参加できず、接続が最適化された状態からビットエラーテストを行った。そのため、ハンドシェイクで問題が発生した場合、BERTではそうした問題を特定することはできず、レシーバーのテストを正しく行うことが難しかった。


第4世代シリアルインタフェース規格でのレシーバーテストの課題 (クリックで拡大) 出典:テクトロニクス

 テクトロニクスが新たに発売した「BSXシリーズ BERTScope」は、プロトコル・ハンドシェイクに参加し、接続の最適化作業を視覚化、制御できる機能を持つ。テクトロニクスでは、この機能を“プロトコルに理解がある”という意味で「プロトコルアウェア機能」と呼ぶ。「プロトコルアウェア機能により、第4世代規格のレシーバーテストが容易になる」(テクトロニクス)とする。


「BSXシリーズ」が備える「プロトコルアウェア機能」の概要 (クリックで拡大) 出典:テクトロニクス

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