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第4世代シリアル規格に理解があるBERT:テクトロニクスが発売(2/2 ページ)
テクトロニクスは2017年2月、SAS4やPCI Express 4.0などの最新シリアルインタフェース規格のレシーバーテスト用の新しいビットエラーレートテスター(BERT)を発表した。リンクイコライゼーションなどプロトコルハンドシェイクをBERTで行える機能を備える。
外付け装置不要で、セットアップ時間を大幅短縮
新しいBSXシリーズ BERTScopeは、Txイコライゼーションやリファレンスクロック逓倍、干渉生成などの機能を内蔵。そのため、BERTとは別途必要だったプリエンファシスイコライザーやジッタジェネレーターなどを接続せずに済む。こうした機能の搭載により、「第4世代規格だけでなく、第3世代規格も含めて、レシーバーテストの大部分を占めるセットアップ、デバッグ時間を大幅に短縮できる」とする。
また、テクトロニクスのBERT製品の特長である解析機能も強化。アイダイヤグラムやエラーロケーション、ジッタマップなどの表示機能に加え、新製品ではFEC(前方誤り訂正)エミュレーション機能などを新たに搭載した。
BSXシリーズ BERTScopeは、データレート最大32Gビット/秒に対応した「BSX320型」の他、同24Gビット/秒対応品、同12.5Gビット/秒対応品の3種がある。価格はBSX320型で3780万円(税別)、12.5Gビット/秒品で2570万円(税別)となっている。
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