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ルネサスのIntersil買収、2月24日完了へ当初見込みより早く当局承認取得

ルネサス エレクトロニクスによるIntersilの買収が、全ての関係当局において承認を得られたという。この買収は、2017年2月24日(米国時間)に完了する見込みだ。

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CFIUSの承認が完了

 ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2017年2月22日、同社による米Interislの買収について、対米外国投資委員会(CFIUS:The Committee on Foreign Investment in the United States)から調査の完了と安全保障上の問題がない旨の通知を受領したと発表した。これにより、この買収に必要な関係当局の承認は全て取得が完了したという。買収の完了は2017年2月24日(米国時間)を見込んでいる。

 ルネサスは2016年9月に、Intersilを32億1900万米ドル(約3637億円)で買収すると発表した。ルネサスは買収の狙いとして、1)パワーマネジメント関連アナログ製品のラインアップ強化、2)ルネサスのマイコンとIntersilのアナログ製品をキットとして提供するソリューション提案力の強化、3)日本国外における拡販力の強化、4)グローバルマネジメント力の強化を挙げている。

米国企業が関わるM&Aの審査、より厳しくなる?

 ルネサスとは対照的に、ドイツInfineon Technologiesによる米CreeのSiC事業買収(Wolfspeed)は、破談になったことが明らかになっている。CFIUSが、この取引を「米国の国家安全保障にリスクを生じさせるものである」と見なしたことが、その理由だという。その他、QualcommによるNXP Semiconductorsの買収や、米国に拠点を置く投資ファンドCanyon Bridge Capital PartnersによるLattice Semiconductorの買収についても、CFIUSが承認を渋る可能性もあると、米国EE Timesは報じている。

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