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ルネサスの「レベル4対応自動運転車」に試乗サイバー攻撃にも対応(2/2 ページ)

ルネサス エレクトロニクスは、自動運転レベル4に対応する自動運転車の試乗会を東京都内で行った。安全な自動走行に加えて、「半導体の故障」や「サイバー攻撃」にも対応する機能を搭載している。

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半導体の故障やサイバー攻撃などのリスクにも対応

 自動運転車の試乗会は、ホテルの駐車スペースに一周約200mの走行コースを設けて行われた。運転席には安全のため担当者が乗り込んだが、運転操作は行わない。走行コースには2本の赤い線で走行レーンを設け、車両に取り付けたカメラで赤いレーンを認識して、その中央部を走行した。走行スピードは事前に上限を設定してあるが、カーブなど走行状況に応じて、自動で安全なスピードを保ちながら走行するという。

走行の様子

 デモカーは走行コースに設置された信号機とV2X通信し、赤信号では自動停止し青信号になると走行した。道路標識はカメラで認識し、一旦停止して安全確認をした後に再スタートした。また、デモカーの前を走行する別の車とはV2X通信を行い、車間距離を一定に保って走行する実験も行った。

車内の様子

 さらに、半導体の故障やサイバー攻撃に対応する走行デモも行った。走行中にSoCの1個を故障モードに設定したところ、車両が故障を自動で検知して、あらかじめ設定された安全な路肩まで走行し、停車した。

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