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パナの有機ELテレビ、映像美の裏に匠の技工場見学をレポート(1/3 ページ)

パナソニックは2017年5月31日、栃木県宇都宮市にあるモノづくり改革センターで、有機ELテレビ製造ラインの見学会を開催した。そこで見られたのは、有機ELテレビの画質を自らの目で確認する匠の姿だった。

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高画質回路と匠の技が映像美を実現

 パナソニックは、4K有機ELテレビ「TH-65EZ1000」「TH-65EZ950」「TH-55EZ950」3機種を2017年6月中旬から発売する。同社が有機ELテレビを国内で発売するのはこれが初めてだ。それに先立つ2017年5月31日、栃木県宇都宮市のモノづくり革新センターで、有機ELテレビの製造ラインを公開した。

 モノづくり革新センターは、パナソニックが国内に構える唯一のテレビ生産施設だ。1967年の操業開始以来、ブラウン管、プラズマ、液晶と50年にわたり、テレビの生産を続けてきた。2017年からは、国内向け有機ELテレビの生産拠点となる。


モノづくり革新センター所長の阪東弘三氏

 今回、公開されたのは、映像処理基板の実装工程と有機ELテレビの生産工程(組み立て、エージング、検査、梱包)だ。前者はほぼ自動化されているが、後者では人の力が存分に生かされている。その理由について、モノづくり革新センター所長の阪東弘三氏は次のように語った。

 「パナソニックの有機ELテレビは、独自開発の高画質回路『ヘキサクロマドライブプラス』により、細かな色合いの違いを忠実に表し、立体感のある映像を鮮やかに再現できる。その映像美を確実なものとするため、モノづくり革新センターでは目視の検査を行っている」

 工場見学の開始前に、パナソニックは同社有機ELテレビの画質を示すデモを行った。下の写真のどれが本物の花で、どれが有機ELテレビの映像か分かるだろうか。


パナソニックが実施したデモ。本物の花の中に有機ELの映像が混ざっている

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