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脱・家電見本市2年目のCEATEC 2017開催概要事前登録は好調

CEATEC JAPAN実施協議会は2017年9月11日、展示会「CEATEC JAPAN 2017」(シーテックジャパン 2017/会期:2017年10月3〜6日、会場:千葉市・幕張メッセ)の開催概要を発表した。

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来場目標、前回上回る16万人に設定

 CEATEC JAPAN実施協議会は2017年9月11日、2017年10月3〜6日の会期で千葉市の幕張メッセで開催する展示会「CEATEC JAPAN 2017」(シーテックジャパン 2017)の開催概要を発表した。


CEATEC JAPAN実施協議会エグゼクティブプロデューサー 鹿野清氏

 CEATEC JAPANは、前回、2016年開催から、展示会の位置付けを「最先端IT・エレクトロニクス総合展」から「CPS(サイバーフィジカルシステム)/IoT(モノのインターネット)の展示会」へ変更して実施している。CEATEC JAPAN実施協議会エグゼクティブプロデューサーを務める鹿野清氏は「2016年はCEATEC JAPANにとって大きな変革の年になった。脱家電見本市を宣言し、CSP/IoTの展示会へとシフトした。そうした中で、減少傾向にあった出展者数、来場者数ともに2015年開催を上回ることができ、CEATEC JAPANを共創を生み出す場にすることができた」と2016年に実施した変革に対し、一定の評価を与えた。

 その上で、鹿野氏は「2017年開催も、2016年開催のコンセプトを踏襲し、より本格化させる。CEATEC JAPAN 2017は、超スマート社会の実現を目指す国家ビジョンである“Society 5.0”の展示会として、日本の成長戦略や未来を世界に向けて発信する」と意気込む。来場者数目標は、2016年開催の約14万人を上回る16万人に設定し、前回を上回る展示会規模を目指す。出展者数については「現在、集計中」として、詳細を明かさなかったが「出展者のうち約3割は新規出展者が占める見込み」とし、新たな展示会コンセプトの下で、出展者の顔ぶれにも変化が生じていることをアピールした。

IoTタウンや初出展の工作機器メーカーなどに注目


2016年開催の特別企画展示「IoTタウン」の様子 (クリックで拡大)

 展示企画としては、前回に引き続き、CPS/IoTによって創り出される新しいモノやサービスなどを展示する特別企画展示「IoTタウン」を展開する。同特別企画展示にはバンダイや三井住友フィナンシャルグループなどエレクトロニクス、IT業界以外からの出展者が集まる見込み。

 さらに、工作機械メーカーのアマダ、ファナックなどが新規出展を決めるなど、スマートファクトリー関連の展示やカンファレンスも今回の大きな見どころとなるという。その他、インド企業パビリオン「INDIA SHOWCASE」が新設される予定だ。

 CEATEC JAPAN 2017の入場料は一般1000円、学生500円。Web事前登録または招待券持参による当日登録で入場無料になる。入場事前登録は既に受け付けを開始しており、「前年同時期に比べ、事前登録数は3割ほど増えている」(鹿野氏)と展示会規模拡大へ手応えを感じているようだ。

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