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5Gの実証環境、ソフトバンクが企業向けに無償提供「お台場ラボ」をオープン(1/2 ページ)

ソフトバンクは、5G(第5世代移動通信)やIoT(モノのインターネット)を使ったサービスの開発、導入を検討する企業向けに、5G実験機器で技術検証を行えるトライアル環境「5G×IoT Studio お台場ラボ(以下、お台場ラボ)」を、2018年5月18日に東京都江東区のテレコムセンタービル内にオープンする。

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 ソフトバンクは、5G(第5世代移動通信)やIoT(モノのインターネット)を使ったサービスの開発、導入を検討する企業向けに、5G実験機器で技術検証を行えるトライアル環境「5G×IoT Studio お台場ラボ(以下、お台場ラボ)」を、2018年5月18日に東京都江東区のテレコムセンタービル内にオープンする。オープンに先駆けて、ソフトバンクは同年5月11日、報道機関向けにお台場ラボを披露した。

 お台場ラボの5Gトライアル環境としては、5G対応の基地局、端末、コアネットワーク、そしてMEC(Mobile Edge Computing)サーバを用意している。MECサーバは、Intel、Arm、NVIDIAの3種類をそろえていて、グラフィックスならNVIDIA、より汎用的な用途ならばIntelといった具合に、用途に合わせて選択できる。

4.7GHz帯を使う、5Gのシールドルーム

 お台場ラボには、5G対応のMassive MIMO(大規模MIMO)アンテナと端末(5Gの電波を受信する疑似端末)を設置したシールドルームや、実際に5Gの回線を使ったアプリケーションを展示するデモルームなどがある。

シールドルームの内部。疑似端末(左)とMassive MIMOアンテナ(クリックで拡大)

 シールドルームで使用している電波は、周波数帯が4.7GHz、帯域幅が100MHzである。アンテナは、4T8R(送信用アンテナ4本、受信用アンテナ8本)の構成となっている。5月11日の取材日における通信速度は、下りが2Gビット/秒(bps)、上りが250Mbpsだった。疑似端末で受信した電波は、Ethernetケーブルを介して、デモルームに送信されている。その送信された5G信号を使って、デモを行うという仕組みだ。


デモルームの内部(クリックで拡大)

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