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執念のはんだ付け技術で優勝! 3年ぶりの日本大会でIPC はんだ付けコンテスト(1/2 ページ)

「JPCA Show 2018」(2018年6月6〜8日、東京ビッグサイト)で、3年ぶりに「IPC はんだ付けコンテスト日本大会」が開催された。出場した40人の熟練技術者のうち、見事優勝を手にしたのは……?

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 プリント配線板関連の展示会「JPCA Show 2018」(2018年6月6〜8日、東京ビッグサイト)の一角で、はんだ付け技術を競うコンテストが実施された。

 実装や部品の組み立てなどに関して国際標準規格を策定する団体「IPC」が主催するコンテストで、世界各地で大会が開かれている。各地の優勝者は、年に1回米国で開催される「IPC 世界はんだ付けコンテスト」に出場し、はんだ付け技術で世界の頂点を競う。JPCA Show 2018で行われたのは日本地区大会で、40人の熟練技術者たちが、6月6〜7日の2日間にわたり熱戦を繰り広げた。


コンテストは、このようなオープンスペースで行われた。ホールの隅で開催していたにもかかわらず、常に人だかりが(クリックで拡大)

 コンテストでは、出場者たちが共通の課題を与えられ、制限時間(今回は45分)内に、部品を次々に基板にはんだ付けしていく。全ての部品が正確にはんだ付けされていれば、LEDが光るようになっている。

課題の見本。驚くほど細かい……!(クリックで拡大)

 はんだ付けの作業は、判定員であるマスター・インストラクターによって、IPCの「電子組立品の許容基準」規格である「IPC-A-610G」のクラス3基準に沿って評価される。

 このコンテストの最大の狙いは、「不良ゼロ」の高品質、高信頼性のはんだ付け技術を、より多くのエンジニアに身に付けてもらうことだ。IPCのプレジデント兼CEOであるJohn W. Mitchell氏は、「電子機器や電子部品の信頼性は、不良ゼロのはんだ付けプロセスによって、確保される」と強調する。


コンテスト中の様子。皆さん、真剣です(クリックで拡大)

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