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デザイン・イン フォーラム、Advantechが開催AI×IoT時代が到来(1/3 ページ)

Advantech(アドバンテック)は、「アドバンテック デザイン・イン フォーラム 2018東京」を開催。最新のIoT(モノのインターネット)戦略や組み込みIoTデザイン・インの最新事例、用途別ソリューションレディパッケージなどを紹介した。

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2018年11月には中国・蘇州で「IoT Co-Creation Summit」

 Advantech(アドバンテック)は2018年8月28日、「アドバンテック デザイン・イン フォーラム 2018東京」を東京都内で開催した。最新のIoT(モノのインターネット)戦略や組み込みIoTデザイン・インの最新事例、用途別ソリューションレディパッケージの展開などについて語った。本稿では、この中から3つの講演について概要を紹介する。


アドバンテックの社長 マイク小池氏

 冒頭、アドバンテック日本法人の社長兼日本地区最高責任者を務めるマイク小池氏は、「AI×IoT時代の到来:Co-Creationモデルによるデジタルトランスフォーメーション」と題し、同社のIoT戦略などについて語った。

 小池氏は、ICT(情報通信技術)を活用して既存のビジネスを変革したり、新たなビジネスを生み出したりする「デジタルトランスフォーメーション」に関する調査データを紹介した。「IoT機器の台数は2030年までに1250億台へと増加する。エッジコンピューティング市場は2022年までに6720億円へと拡大し、2022年までにエッジで処理されるデータの割合は最大で75%に達する見通しだ。これらのデータがデジタルトランスフォーメーションを象徴的に示している」と話す。

 アドバンテックは、2010年よりIoT戦略を3つのフェーズに分けて展開してきた。産業用PCを中心としたエンベデッドプラットフォーム(ハードウェア)の充実が第1フェーズである。2015年以降は第2フェーズとして、ハードウェアとソフトウェアを統合したプラットフォーム「IoT SRP(Solution Ready Platform)」の提供に注力してきた。さらに、2018年は第3フェーズの幕開けと位置付ける。第3フェーズは、SIer(システムインテグレーター)などとの共創で開発する、さまざまな領域に向けた「IoTクラウドサービス」を実現する段階である。同社はこれら3つのフェーズを同時並行で進めていく考えだ。


3つのフェーズに分けて展開するアドバンテックのIoT戦略 (クリックで拡大) 出典:アドバンテック

 アドバンテックは、2018年11月1〜2日に中国・蘇州でグローバルイベント「Advantech IoT Co-Creation Summit(IoT共創サミット)」を開催する。世界各地から約6000人のパートナーおよび専門家の来場を見込むなど、第3フェーズのキックオフミーティングと位置付ける。

 小池氏は、「各領域で強みを持つキーパートナーとの共創で生み出されたSRPs(Solution Ready Package)を用意している。蘇州のCo-Creation Summitでは、30種類以上のSRPsを紹介できるだろう。この中には、東京エレクトロンのSRPsや、植物工場事業を手掛けるMIRAIのSRPsも含まれる。新しいサービスを提供するのはあくまでもパートナー企業。当社の役割は、サービスを行うために最適なプラットフォームを提供することだ」と強調した。


パートナーとの共創で生み出されるSRPsのイメージ (クリックで拡大) 出典:アドバンテック

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