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村田製作所、MLCC増産へ無錫に新生産棟建設:投資総額は約140億円
村田製作所は、積層セラミックコンデンサー(MLCC)の生産能力を増強するため、中国の生産子会社「無錫村田電子有限公司」(江蘇省無錫市)に新生産棟を建設する。
積層セラミックコンデンサーの生産能力を増強
村田製作所は2018年11月、中国の生産子会社「無錫村田電子有限公司」(江蘇省無錫市)に新生産棟を建設すると発表した。積層セラミックコンデンサー(Multi-Layer Ceramic Capacitor:MLCC)の生産能力を増強する。管理棟とエネルギー棟も併せて建設する。投資総額は建屋のみで約140億円となる。
新たに建設する生産棟は、鉄筋コンクリート造り4階建て、延べ床面積は約9万5000m2で、2019年12月の完成を予定している。管理棟は鉄筋コンクリート造り5階建て、延べ床面積は約1万5700m2。エネルギー棟は鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積は約1万6600m2である。
無錫村田電子有限公司は、1994年12月に設立された。現在、セラミックコンデンサーなどの製造を行っている。
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