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Intelは「データの移動・保存・処理」で貢献データセンターの革新に向け(1/2 ページ)

Intelの日本法人であるインテルは2018年12月17日、都内で開催した記者説明会で2018年の活動の振り返りと今後の展望について説明した。

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「50年の歴史で最大のビジネスチャンスが到来」


インテル社長の鈴木国正氏

 Intelの日本法人であるインテルは2018年12月17日、都内で開催した記者説明会で2018年の活動の振り返りと今後の展望について説明した。

 説明会には、まず2018年11月にインテルの社長に就任したばかりの鈴木国正氏が登壇。「世界中にあるデータの90%がたった過去2年の間に生成されたというデータがある。本格的に新しい時代がきていることを感じさせる統計だ。こうしたデータをどう活用するかに、データセントリックの世界の面白さと難しさがある」と述べ、「Intelの50年の歴史上、最大のビジネスチャンスが来ている」と強調した。

 2018年の主な活動としては、PC向けプロセッサで新製品を発表したことや、eスポーツ分野でのイニシアチブ、韓国・ピョンチャン冬季五輪をはじめとする5G(第5世代移動通信)への関わり、データセンター、AI(人工知能)向け技術を挙げた。


2018年の主な活動(クリックで拡大)

 特にデータセンターについては、データの「移動」「保存」「処理」という3つのカテゴリーでIntelが強みを発揮できると鈴木氏は強調する。

 まずは「データの移動」だ。インテルの執行役員常務で技術本部 本部長を務める土岐英秋氏は、データセンターにおけるネットワークトラフィックの近年の傾向として「データセンター内でのトラフィック量が増えている」と述べる。そのため、Intelはコネクティビティのサポートにも注力している。例えば、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)向けに設計されたファブリックインタフェースである「Omni-Path」や高速なイーサネット、シリコンフォトニクスなど、「これまでなかったようなネットワーク向けデバイスを用意し、データセンター内のコネクティビティの改善を図る」と土岐氏は述べる。


オレンジ色のグラフが、「データセンター内のトラフィック量」(WITHIN DCと書かれている)を示している(クリックで拡大)

Intelがサポートを強化するコネクティビティ技術(クリックで拡大)

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