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350MHzの広帯域スキャンが可能なEMIレシーバーキーサイトが展示

キーサイト・テクノロジーは「TECHNO-FRONTIER 2019(テクノフロンティア)」(2019年4月17〜19日、千葉・幕張メッセ)で、広帯域のタイムドメインスキャン機能を追加した「N9048B PXE EMIレシーバー」を展示した。

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 キーサイト・テクノロジー(以下、キーサイト)は「TECHNO-FRONTIER 2019(テクノフロンティア)」(2019年4月17〜19日、千葉・幕張メッセ)で、広帯域のタイムドメインスキャン機能を追加した「N9048B PXE EMIレシーバー(以下、N9048B)」を展示した。

 同製品の最大の特長は、最大350MHzという広帯域を実現したタイムドメインスキャン機能である。キーサイトの担当者は「他社品を含め、これまでのタイムドメインスキャン機能の帯域幅は10MHzや30MHzだった。今回、帯域幅が大幅に広くなったことで、高速なスキャンが可能になり、EMI試験の準備期間を短縮できるようになる」と説明する。

 「時間とともにノイズの状態も変わるので、スキャンの時間が長くなるほど、ノイズを正確に捕捉できない可能性も高くなる。広帯域で高速にスキャンすることで、ノイズの動きが分かりやすくなり、問題の特定がより簡単になる」(キーサイト)

 N9048Bは、キーサイトが2018年12月に発表したEMIレシーバーで、CISPR16-1-1とMIL-STD-461に準拠している。広帯域タイムドメインスキャン機能はソフトウェアオプションとなり、2019年5月半ばから提供を開始する予定だ。

 なお、東陽テクニカは、キーサイトの広帯域タイムドメインスキャン機能をサポートするEMI測定ソフトウェア「EPX/RE」を、既に用意している。

左=広帯域タイムドメインスキャン機能を追加した「N9048B」/右=スキャンしているデモ(クリックで拡大)

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