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HDD大手Seagateの四半期業績、売上高が3四半期ぶりの増収に福田昭のストレージ通信(159)(1/2 ページ)

今回はSeagateの四半期決算(2019年会計年度第4四半期)を紹介する。売上高が前の四半期を上回るのは3四半期ぶりで、利益も回復しつつあることが見て取れる。

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粗利益率と売上高営業利益率が4四半期ぶりに増加

 ハードディスク装置(HDD)の大手ベンダーである米Western Digital(以降はWDと表記)と米Seagate Technology(以降はSeagateと表記)が、四半期の業績を相次いで公表した。発表日(現地時間)はWDが7月31日、Seagateが8月2日である。そこで前回と今回は、WDとSeagateの四半期業績を続けてご報告している。前回はWDの四半期業績をご説明した。今回はSeagateの四半期業績をご紹介する。

 Seagateの会計期間もWDと同様に7月から始まり、6月を決算月とする。8月2日にSeagateが発表したのは2019年4月〜6月の四半期業績で、会計年度では「2019会計年度第4四半期」となる。

 2019会計年度第4四半期(2019年4月〜6月期)の売上高は前年同期比16%減、前四半期比2.5%増の23億7100万米ドルである。売上高が前の四半期を上回るのは、3四半期ぶりのことだ。

 2019会計年度第4四半期(2019年4月〜6月期)の営業利益(GAAPベース)は前年同期比34%減、前四半期比41%増の3億3200万米ドルである。前四半期の営業利益(GAAPベース)は前年同期比46.5%減、前四半期比43.3%減だったので、売り上げと同様に利益も回復しつつあることが見て取れる。

 2019会計年度第4四半期(2019年4月〜6月期)の粗利益率(GAAPベース)は26.3%で、前四半期の26.0%から0.3ポイント増加した。粗利益率が前の四半期に比べて増加したのは、4四半期ぶりである。売上高営業利益率(営業利益/売上高、GAAPベース)は14.0%で、こちらも4四半期ぶりに前の四半期に比べて増えた。前四半期の売上高営業利益率は10.2%だった。


2019会計年度第4四半期(2019年4月〜6月期)の業績ハイライト 出典:Seagate Technology(クリックで拡大)

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