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帯域幅が約3倍に、8K対応の「DisplayPort2.0」Altモード対応で飛躍的に採用拡大

VESA(ビデオエレクトロニクス規格協会)は2019年11月15日、東京都内で記者説明会を開催した。コンプライアンス・プログラム・マネージャのJim Choate氏は、同年6月に発表したDisplayPortの最新バージョン「DisplayPort 2.0」(以下、DP 2.0)などについて説明した。

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コンプライアンス・プログラム・マネージャのJim Choate氏

 VESA(ビデオエレクトロニクス規格協会)は2019年11月15日、東京都内で記者説明会を開催した。コンプライアンス・プログラム・マネージャのJim Choate氏は、同年6月に発表したDisplayPortの最新バージョン「DisplayPort 2.0」(以下、DP 2.0)などについて説明した。

 Choate氏は、DisplayPortについて、「従来、限定的な用途のみ考えられていたが、モバイルPCやスマートフォン、タブレットのほか、そのパフォーマンスの高さゆえ、ゲームコンソールやヘッドセット、車載用途にも広がっている」と説明。特に、USB Type-CでDisplayPortを利用できる拡張規格「DisplayPort Alternate Mode」によって、「2019年、DisplayPortの採用が飛躍的に拡大している」という。


DisplayPortの採用は2019年に飛躍的に拡大したという(クリックで拡大)

 DP 2.0は、既存のDP 1.4と比べデータ帯域幅が約3倍となったのが最大の特長だ。具体的には、最大リンクレートが1レーンにつき20Gビット/秒まで向上し、より効率的な128b/132bチャンネルコーディングが可能になった。これによって4レーン時の最大帯域幅がDP 1.4では25.92Gビット/秒だったのが、77.4Gビット/秒にまで拡大。60フレーム/秒で8K以上の解像度に対応できるという。さらに、信号を圧縮伝送する「Display Stream Compression(DSC)」なら4レーン時、30bpp(bits per pixel)表示、30bpp表示、60フレーム/秒で16Kまで対応可能だ。Choate氏は、「HDR10に対応する30bpp表示、フルカラー4:4:4解像度、60Hzリフレッシュレートで8Kをサポートする初の規格だ」と強調していた。

DisplayPort2.0の性能について(クリックで拡大)

 ほか、1つの端子から複数のDisplayPort搭載ディスプレイに接続できる「Multi-Stream Transport(MST)」が標準プロトコルとなったほか、トンネリング機能の拡張や、消費電力が削減できる機能「Panel Replay」も追加されている。

 DP 2.0の認証試験は2020年に開始する予定だ。また、DP 2.0対応製品の流通時期について、Choate氏は、「従来、認証試験から1年程度かかるが、DP 2.0はThunderbolt 3とPHYがほぼ同じなので、もう少し早いタイミングで登場するかもしれない」と説明していた。

 また、USBの次世代規格「USB4」において、DP向けの製品タイプはUSB4 Host、USB4 Hub、USB4 Deviceがあるが、USB4 HostとUSB4 HubはDPプロトコルトンネリングのサポートとダウンストリームポートでのAlternate Modeサポ―トがいずれも必須となっているという。

USB4の概要とDisplayPortに関する考察(クリックで拡大)

フリーアクセスな「DisplayHDR」

 HDR(ハイダイナミックレンジ)品質の基準およびテスト仕様となる「DisplayHDR」については、「完全にオープンで結果に対して再現性を保証されたテストによるものだ。メンバー限定でなく、フリーアクセスにもなっている」と説明。テストツールアプリは、Microsoft Storeからダウンロード可能となっている。

 この認証は、VESAがロゴ発行するプログラムのなかで「最も好評のもの」だといい、これまでに125以上のディスプレイ製品が認証済みだという。ディスプレイのパフォーマンスによってレベルが分かれており、現在、400/500/600/1000/1400と、有機ELディスプレイ向けのTrue Black 400/True Black 500がある。

DisplayHDRの概要(クリックで拡大)

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