Tesla、価格が従来に比べ約1/3の家庭用蓄電池:ET&IoT Technology 2019
Tesla Motors Japanは、「ET&IoT Technology 2019」で、競合する同等製品に比べて価格を約1/3に抑えた家庭用蓄電池「Powerwall」や、電気自動車の最新モデル「Model 3」を展示した。
蓄電容量13.5kWh、4人世帯が約1日生活できる
Tesla Motors Japanは、組み込みおよびIoT(モノのインターネット)関連技術の総合展示会「ET&IoT Technology 2019」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)で、競合する同等製品に比べて価格を約1/3に抑えた家庭用蓄電池「Powerwall」や、電気自動車の最新モデル「Model 3」を、フューチャーデザインパビリオンに展示した。
Teslaは、CO2の排出削減を目指している会社で、電気自動車や蓄電池、太陽電池パネルなどの事業を手掛けている。リチウムイオンバッテリーの開発や製造はパナソニックと共同で行っている。合弁で展開する製造拠点「ギガファクトリー」での巨大な生産能力が、高いコスト競争力を生み出しているという。また、「インバーター回路なども自社開発しており、コストダウンに寄与している」(説明員)と話す。
Powerwallは、蓄電容量が13.5kWhで4人世帯が約1日生活できる容量である。ピーク出力は7kW、連続出力は5kWである。最大10台まで拡張することができる。今回のET&IoT Technologyアワードで、「スマートエネルギー優秀賞」を受賞した。太陽光発電システムとの組み合わせで自家消費の拡大につながると同時に、本体と管理システムで99万円(税別)と極めて安い価格を実現できたことも、本格普及に向けて起爆剤になると高く評価された。
「テスラアプリ」を用いると、スマートフォンでPowerwallや太陽光発電システムの稼働状況、家庭内における電気の消費状況について確認をしたり、運転モードの変更をしたリ、Powerwallの制御をしたりすることもできる。Powerwallは既に、全世界で累計5000カ所に導入されているという。
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