デアゴスティーニでラズパイ使ったIoT、エッジAIも!?:「本気で学ぶIoT」(1/2 ページ)
「週刊○○」と題したさまざまなテーマのパートワーク(分冊百科)を提供することで知られるデアゴスティーニ・ジャパンが2020年3月から、Raspberry Piを使ったIoT(モノのインターネット)講座「本気で学ぶIoT」を開始する。毎月届く各種デバイスとオンラインテキストで学習することで、最終的にはエッジAIの活用まで習得できるカリキュラムが組まれているという。
「週刊○○」と題したさまざまなテーマのパートワーク(分冊百科)を提供することで知られるデアゴスティーニ・ジャパンが2020年3月からRaspberry Piを使ったIoT(モノのインターネット)講座「本気で学ぶIoT」を開始する。毎月届く各種デバイスとオンラインテキストで学習することで、最終的にはエッジAIの活用まで習得できるカリキュラムが組まれているという。
ロボットの次は……本気で『IoT』!
デアゴスティーニ・ジャパンが、2019年4月まで約2年間続いたロボット組み立てキット「週刊ロビ2」の完結にあたって、電子工作やプログラミングに興味を持っている読者に向け「さらに本格的で新しい技術を学べる機会を提供したい」として企画したものだ。企業向けの「IoTエンジニア養成キット」などを手掛けるスタートアップ企業「XSHELL」と提携しており、同社のノウハウをベースに一般向けにカスタマイズした内容になっている。
2019年に初めて開講したところ「想定以上に好評だった」ことから、今回、第2次募集を実施した。講座は基礎編と応用編の計11回(11カ月)で、必要な学習時間はプログラミング経験者で1カ月ごとに2〜5時間、未経験なら10〜20時間程度を想定している。最終的にはニューラルネットワークの作成および、AIの活用まで習得できるとしており、担当者は、「AIスピーカーやドアや窓の出入り検知など、さまざまな生活改善に生かせるようになる」と説明している。
11カ月で「エッジAIが手に取るように分かる」、プロの個別サポートも
具体的には、まず基礎編として1カ月目が「Raspberry Piに慣れる」、2カ月目が「湿度や温度などをセンサーを使ってグラフ化する」という学習テーマに取り組む。以降、「LEDディスプレイへ情報の表示を行う」「カメラとAIを使って画像処理をする」「スイッチを使って、デバイスの動作を切り替える」「スピーカーを使って、テキストなどを音声出力する」「IoTソリューションの構築とBluetooth LEの使い方を学ぶ」と進んでいく。
その後、応用編として8カ月目に「Raspberry Piを使ってAIを動かす」、9カ月目に「ニューラルネットワークの作り方を覚える」、10カ月目に「AIを使って生活データを分析し予測する」、11カ月目に「IoTとAIを生活の中で使いこなす」と発展。「多少かじったことのある程度の初心者でも、エッジAIが手に取るように分かるようになる」(担当者)という。
この講座では、ラズパイの操作はCLI(コマンドラインインタフェース)がメインとなるが、「CLIに触れたことがなくとも、解説通りコマンド入力することで少しずつ慣れることができる」という。開発言語はPythonを使用。こちらも毎月の内容に応じてさまざまなサンプルコードが届けられるため、それを手本にしながら進めることができるとしている。
さらに、メール/チャットでの個別サポート体制を用意しており、XSHELLのエンジニアが一人一人の問い合わせに対応する。サポート期間は最終配達月から3カ月間だ。
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