この記事は、2020年6月25日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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「ベンチマークで1位を取ろうとして作ったマシンではない」2020年6月23日、理化学研究所と富士通が共同開発するスーパーコンピュータ「富岳」がスパコン性能のランキングで『4冠』を達成したことを受けた会見で、理研計算科学研究センターのセンター長、松岡聡氏が発したこの言葉。スパコンの話題に関しては、例の「2位じゃ駄目なんでしょうか」というセリフがついて回ることもあり、この言葉は特に印象深く感じました。今回、事業仕分けでこのセリフが出た先代スパコン「京」開発の時代から、過去の記事をまとめてみました。
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