コラム
ああ孫さん、シンギュラリティー以降に必要なのはArmじゃなかったんですか:電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記
最近はニュースで見かけるたびに「あ、Arm売ろうとしている人だわ」と思ってしまいます。
この記事は、2020年9月23日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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ああ孫さん、シンギュラリティー以降に必要なのはArmじゃなかったんですか
1カ月以上前からうわさになっていた、NVIDIAによるArm買収が、ついに合意に至りました。ソフトバンクグループ(以下、ソフトバンク)が2020年9月13日(米国時間)に発表したものです。最大4.2兆円で売却するとのこと。業界から、一斉に漏れたであろうため息が聞こえた気がしました。
もちろん、この合意については「NVIDIAにとっては良い買い物だった」「中国に渡るよりはマシ」「ArmのCPUとNVIDIAのGPUによる新しいアーキテクチャが生まれるのではないか」という声もあり、不安や懸念一色だけではないことは分かっています。
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