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弘前航空電子、大規模水害に備えて止水壁を設置事業継続(BCP)対策を強化

弘前航空電子は、大規模水害に備えて止水壁を設置するなど、浸水対策工事を行った。事業継続(BCP)対策を強化するのが狙い。

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止水壁は高さ3mで総延長約1.2km

 弘前航空電子は2020年10月、大規模水害に備えて止水壁を設置するなど、浸水対策工事を行ったと発表した。事業継続(BCP)対策を強化する狙いがある。

止水壁を設置した弘前航空電子の外観。右は壁面に展示された絵画パネル (クリックで拡大) 出典:弘前航空電子

 航空電子グループは、多発する大規模水害に備え、グループ全体のBCP対策を見直し、各生産拠点における被災リスクの再評価を行ってきた。特に弘前航空電子は、航空電子グループの主力生産拠点であり、自動車やスマートフォン向けコネクターを一貫生産している。そこで、想定される最大規模の水害が発生しても、工場内への浸水を防ぎ、速やかに事業を再開することで、顧客への供給責任を果たせるようにした。

 具体的には、用地全体に高さ3m、総延長約1.2kmの止水壁を設けた。また、北門と南門には幅10mで高さ3m、東門には幅8mで高さ3mの止水門をそれぞれ設置した。さらに、壁面6カ所には絵画パネルを展示した。この絵画は、弘前市内の小中学生が描いた作品である。

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