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5GやエッジAIで進化する産業オートメーションがテーマ「Boards&Solutions」(1/2 ページ)

産業オートメーションやスマートシティー、エッジコンピューティングをテーマとしたカンファレンス「Boards and Solutions 2020」が、2020年10月13〜14日にオンラインで開催される。オープニングでは、ArmのIoT部門でバイスプレジデントを務めるJohn Heinlein氏が、産業オートメーションにおけるイノベーションが、OT(運用/制御技術)とITの融合や、クラウド to エッジ向けのソフトウェア実装などによって加速しているというトレンドを取り上げる。

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産業オートメーション向け展示会もバーチャルで

 産業オートメーションやスマートシティー、エッジコンピューティングをテーマとしたカンファレンス「Boards and Solutions 2020」が、2020年10月13〜14日にオンラインで開催される。オープニングでは、ArmのIoT部門でバイスプレジデントを務めるJohn Heinlein氏が、産業オートメーションにおけるイノベーションが、OT(運用/制御技術)とITの融合や、クラウド to エッジ向けのソフトウェア実装などによって加速しているというトレンドを取り上げる。


Boards and Solutions 2020」Webサイト トップページのスクリーンショット

 未来の産業オートメーションについて、その特長を挙げるとしたら、完全なワイヤレスベースのネットワーク化されたナノテクノロジーや、ビッグデータ管理およびITリソース活用などに向けたクラウドソリューション、データ処理能力をソース付近に移行させることが可能なエッジコンピューティング、進化した協働/モバイルロボット、高性能化の一途にある解析用ソフトウェアなどではないだろうか。

 AI(人工知能)は、製造/産業オートメーションの分野に携わる全ての人々にとって、非常に重要な要素となるだろう。例えばAIアルゴリズムは、AR(拡張現実)技術との併用により、製品の異常検知や、工場の状態監視などの他、予知保全機能を実行する際にも使われる見込みだ。

注目度が高いエッジAI

 カンファレンスでは、オープニングでのArmの論文発表に続き、STMicroelectronicsの戦略技術&システムアーキテクチャ部門のマイクロコントローラーおよびデジタルICグループ担当バイスプレジデントを務めるPhilippe Magarshack氏が、「Embedded Processing Solutions at the Edge: not your Father’s MCU」と題する基調講演に登壇する予定だ。

 組み込み処理は、インダストリー4.0やウェアラブル、スマートホームなどの他、IoTフリート管理などのビジネス処理をクラウドから実行することが可能な、潜在能力を秘めている。これを実現するには、エンドノード向けに機械学習/AI技術を組み込むことに加え、性能や超低消費電力、コネクティビティソリューション、エンドツーエンドのセキュリティなどもそろえた、ある程度まとまったMCU/MPU製品ポートフォリオが必要だ。さらに、ハードウェア/ソフトウェアを含めた完全なエコシステムを構築することで、IoT機器開発メーカーが短期間で新しいコンセプトを製品化できるようにする必要がある。

 基調講演には、ルネサス エレクトロニクスのIoT・インフラ事業本部マーケティング・エンタープライズインフラ事業部担当バイスプレジデントを務める白壁仁氏も登壇する。タイトルは「Fundamentals of Success for Industrial Automation Innovation in the 5G Era」だ。

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