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エイブリック、LDOリニアレギュレーターICを発売車載マイコンの大電流化に対応

エイブリックは、電源電圧監視機能や動作監視機能を内蔵した車載用LDOリニアレギュレーターIC「S-19516/19517シリーズ&S-19519シリーズ」を発売した。

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電源電圧監視機能や動作監視機能も一体化

 エイブリックは2020年11月、電源電圧監視機能や動作監視機能を内蔵した車載用LDOリニアレギュレーターIC「S-19516/19517シリーズ&S-19519シリーズ」を発売した。

 新製品は、出力電流が500mAと大きく、車載用マイコンなどの大電流化に対応する。出力電圧は3.3Vと5.0Vで精度は±2.0%、入力電圧範囲は3.0〜36.0Vとなっている。また、電源電圧監視機能などを集積したことで、外付け部品の削減や実装面積の節減を可能にした。


車載用LDOリニアレギュレーターIC「S-19516/19517シリーズ&S-19519シリーズ」のイメージ

 動作時の消費電流は3.0μAと極めて小さい。特にS-19519シリーズは、IC全体を待機状態にするためのイネーブルピンを搭載しており、待機時の消費電流を0.1μAに抑えることができる。

 この他、新製品は「ウィンドウモードウォッチドッグタイマー」を搭載している。このため、入力が長時間ないことを検出したり、短い時間の連続した入力を異常として検出したりすることが可能である。パッケージは、放熱特性に優れた「HSOP-8A」や「TO-252-9S」を用意した。

 なお、新製品は車載用ICの品質規格である「AEC-Q100」に対応している。PPAP(生産部品承認プロセス)にも対応可能だという。

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