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ルネサスのDialog買収が完了組み込みソリューション強化へ

ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2021年8月31日、英Dialog Semiconductor(以下、Dialog)の買収を完了したと発表した。買収金額は約48億ユーロ(約6240億円)。ルネサスは2021年2月に、Dialogの買収を発表していた。

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 ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2021年8月31日、英Dialog Semiconductor(以下、Dialog)の買収を完了したと発表した。買収金額は約48億ユーロ(約6240億円)。ルネサスは2021年2月に、Dialogの買収を発表していた。

 この買収により、ルネサスに、Dialogの低電力ミックスドシグナル製品、Wi-Fi/Bluetoothコネクティビティ技術、フラッシュメモリ、バッテリーパワーマネジメント製品などが加わり、特に組み込み向けソリューションが強化されることになる。さらに、Dialogから約2300人の従業員がルネサスに加わる。

 併せて、両社の製品を組み合わせたソリューション「ウィニング・コンビネーション」を、IoT(モノのインターネット)および産業向けに39種類発表。IoTシステムの試作を容易にする開発プラットフォーム「クイックコネクトIoT」や、USB PD(Power Delivery)およびワイヤレス給電対応の100Wアダプター、Bluetooth LE(Low Evergy)を活用して環境データをモニタリング、追跡するためのクレジットカードサイズの「スマート・トラッキング・ラベル」などがある。

 ルネサスはこうしたウィニング・コンビネーションの提供などにより、約2億米ドル(Non-GAAPベースの営業利益で約210億円)の売上増を見込む。さらに、業務効率化により約1億2500万米ドル(約131億円)のコスト節減も見込むとしている。

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