コラム
深刻化する、半導体を作るための装置を作るための半導体が足りない問題:電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記
半導体不足は、現在も解消への見通しが不透明な状況ですが、うまく解消されるよう、業界/政府の取り組みが進むことを願います。
この記事は、2022年5月30日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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深刻化する、半導体を作るための装置を作るための半導体が足りない問題
2020年後半から顕在化してきた半導体不足は、現在も解消への見通しが不透明な状況が続いています。最近の業界関係者らの予測としては「2024年には緩和される」という見方が強かった印象ですが、今回、IntelのCEO(最高経営責任者)のPat Gelsinger氏が新たに、この問題が「2024年いっぱいまで続く」という見解を示しました。
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