「僕はnm単位の仕事をしてるんだぞ」 半導体業界あるあるが漫画に:SEMICON Japan 2022でSEAJが展示(1/2 ページ)
日本半導体製造装置協会は「SEMICON Japan 2022」(2022年12月14〜16日、東京ビッグサイト)に出展し、学生の採用強化に向けた取り組みとして半導体業界「あるある」や半導体の製造工程を漫画形式で紹介する展示を行った。
日本半導体製造装置協会(以下、SEAJ)は「SEMICON Japan 2022」(2022年12月14日〜16日、東京ビッグサイト)に出展し、学生の採用強化に向けた取り組みとして半導体業界「あるある」や半導体の製造工程を漫画形式で紹介する展示を行った。
SEAJは半導体およびフラットパネルディスプレイ製造装置関連企業を中心に188社/団体が会員となっている業界団体で、半導体製造装置関連の研究調査や各種セミナー/講演会の開催、標準化の推進などの活動を展開している。SEAJ事務局長兼広報部長の小林章秀氏は今回の展示の狙いについて、「半導体業界は一般消費財と異なりCMなどを流している訳ではないので学生にとってなじみが薄い。半導体業界に就職した際のイメージを持ってもらいたくて漫画形式をとった」と説明していた。
半導体業界に就職した新入社員の「はんぞうくん」
展示していたのは、半導体業界に新入社員として入社した主人公の「はんぞうくん」が、専門用語や特有の文化に翻弄されながらも、立派な半導体業界人へと成長していく様子をユーモアを交えて描いた漫画「はんぞうくんの新入社員体験記」だ。
漫画は、「ようこそ半導体業界へ」「社内見学」「専門用語」など、テーマごとに1ページでまとめた全8話の構成だ。クリーンルームの床の汚れを拭こうとしたはんぞうくんが「クリーンルームで膝をついちゃダメ!ホコリが舞うから!」と怒られたり、建築事務所の設計士をしている友人が「俺は毎日mm単位の仕事をしているんだっ!」と話しているのを聞き、「僕は『nm単位』の仕事をしているんだぞっ」と心の中で思ったりと、さまざまな半導体業界のあるあるネタが込められた内容となっている。
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