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「僕はnm単位の仕事をしてるんだぞ」 半導体業界あるあるが漫画に:SEMICON Japan 2022でSEAJが展示(2/2 ページ)
日本半導体製造装置協会は「SEMICON Japan 2022」(2022年12月14〜16日、東京ビッグサイト)に出展し、学生の採用強化に向けた取り組みとして半導体業界「あるある」や半導体の製造工程を漫画形式で紹介する展示を行った。
専門用語が多いため半導体業界に勤めた息子(はんぞうくん)の仕事を説明するのに苦労するはんぞうパパ。一方、久々に帰省したはんぞうくんはクリーンルームに長くいる影響で自分の部屋の散らかりが気になってしまう。
最終話の第8話では、友人との食事でピザを前にしたはんぞうくんが、「秘技!ダイシングカット!」と、勢いよくピザを細かな四角形にカットするなど、しっかりと半導体業界に染まっていくはんぞうくんの様子が描かれていた。
この他、SEAJは半導体製造の前工程、後工程の各工程についても、漫画形式で紹介していた。会場で配られた資料には各工程を担う企業とその内容が記載されており、展示内容と照らし合わせることも可能となっていた。
小林氏は「半導体業界は2030年以降、2037年までの課題は見えている。AI(人工知能)やEV(電気自動車)などの発展には半導体技術の進化、ビジネスの拡大が不可欠だ。半導体業界と聞くと電気/電子専攻の学生の就職先と思われがちだが、業界の発展には化学系や文系などさまざまな分野の知識が役に立つ。“最先端”の技術に興味のある方は学部/専攻問わず就職先の選択肢として検討してほしい」と強調した。
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