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菱洋エレクとリョーサン、経営統合で共同持ち株会社へ2024年4月に設立

経営統合を進める半導体商社の菱洋エレクトロとリョーサンが、共同持ち株会社となる「リョーサン菱洋ホールディングス(HD)」を2024年4月1日に設立する。両社は統合後、グループ全体で2029年3月期に売上高5000億円、営業利益300億円を目指すとしている。

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 経営統合を進める半導体商社の菱洋エレクトロとリョーサンは2023年10月16日、共同持ち株会社となる「リョーサン菱洋ホールディングス(HD)」を2024年4月1日に設立すると発表した。両社は統合後、グループ全体で2029年3月期に売上高5000億円、営業利益300億円を目指す。

両社の強みの融合で、「個社の成長限界を打破」

 菱洋エレクトロとリョーサンは2023年5月、経営統合に向けた基本合意書を締結したと発表していた。その背景としては、IoT(モノのインターネット)化やデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、新たなテクノロジーの活用が急速に進むことで業界に大きな環境変化が起こり、エレクトロニクス商社に求められる機能や役割に変化が生じていること。そして、半導体メーカーをはじめとする各メーカーのM&Aに伴う商社間の競争の激化や地政学リスクなどの影響を挙げていた。

 両社はこうした認識のもと、「持続的な企業価値の向上および全てのステークホルダーへの一層の貢献を果たすためには、強固な経営基盤の確立のみならず、両社の強みの融合により個社の成長限界を打破し、バリューチェーン全体への価値向上の追求が必要であるとの認識で一致した」と説明。今回、共同持ち株会社の設立による両社の経営統合について、最終的な合意に至ったという。

経営統合の背景と目的
経営統合の背景と目的[クリックで拡大] 出所:菱洋エレクトロ/リョーサン

 リョーサン菱洋HDは、菱洋エレクトロ、リョーサン両社の株式移転完全親会社となる。本社は東京都中央区に置き、社長に菱洋エレクトロ社長の中村守孝氏が、副社長にリョーサン社長の稲葉和彦氏が就任する予定だ。なお、株式移転比率は菱洋エレクトロ1に対し、リョーサンが1.32となる。両社は2024年3月28日に上場廃止となり、リョーサン菱洋HDが2024年4月1日に東京プライム市場に新規上場する予定だ。

経営統合の概要共同持ち株会社の概要 左=経営統合の概要/右=共同持ち株会社の概要[クリックで拡大] 出所:菱洋エレクトロ/リョーサン

 両社の直近の業績を見ると、菱洋エレクトロの2023年1月期の売上高は1299億1200万円、営業利益は46億9300万円。リョーサンの2023年3月期の売上高は3256億5700万円、営業利益が154億2300億円となっている。これらを単純合計すると、年間売上高は4555億6900万円、年間営業利益は201億1600万円規模となる。両社は統合後のグループ経営目標として、2029年3月期に売上高5000億円、営業利益300億円を掲げている。

グループ経営目標および、両社のシナジー発現に向けた取り組みについて量の拡大と質の向上最適な仕組み作りと企業風土の醸成 グループ経営目標および、両社のシナジーについて[クリックで拡大] 出所:菱洋エレクトロ/リョーサン

 両社は、統合後について、「国内エレクトロニクス商社の新たな中核グループとして、それぞれが長年の歴史の中で築いてきた、顧客との良好なリレーションや優良な商材/ソリューションといった経営資源を新たな枠組みの中で最大限に活用した取り組みを推進し、企業価値のさらなる向上を目指す」とコメントしている。

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