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実在企業の社長に!? 進化した半導体産業人生ゲームを体験「半導体の基礎に触れ、興味を持ってもらいたい」(2/3 ページ)

「CEATEC 2023」(2023年10月17〜20日/幕張メッセ)のJEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)ブースでは、「CEATEC 2022」に引き続き「半導体産業人生ゲーム」の体験会が行われた。筆者も体験してきたので、そのレポートをお届けする。

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突然の昇格試験、待ち受ける天国と地獄

 最初に止まったマスがまさかの「昇格試験」。このマスでは、ルーレットを回して、出た目によってクイズ形式の問題を出題される。

 このゲームの1マス当たりの経過時間は分からないが、いきなり受験資格が与えられるのだから、ゲーム世界の筆者はとても優秀らしい。現実のポンコツ筆者にも、少しぐらい能力を分けてもらいたい。

いきなりの昇格試験、結果は?
いきなりの昇格試験、結果は?[クリックで拡大]

 筆者に与えられた問題は「2022年の世界半導体市場の規模は?(選択肢1:約57億米ドル/選択肢2:570億米ドル/選択肢3:5700億米ドル)」という3択問題だ。ネタバレ防止のため正解は伏せるが、筆者は見事に正解し、昇格に成功。さらに特別手当も支給された。

昇格試験の問題「2022年の世界半導体市場の規模は?」
昇格試験の問題「2022年の世界半導体市場の規模は?」[クリックで拡大]

 次に止まったのは「市況が大きく後退。1回休み」のマスだ。一般的な人生ゲームであれば、休んでいる間に他のプレイヤーに差をつけられてしまうが、このゲームでは自分以外のプレイヤーは存在しない。ゲームマスター(担当者)に確認したところ、特に何のペナルティーもないとのことだった。

「市況が大きく後退。1回休み」のマス
「市況が大きく後退。1回休み」のマス[クリックで拡大]

 ここからは前向きなマスが続いた。まずは「世界的な半導体不足による特需」のマスに止まり、30万米ドルを獲得。次は、ボーナスマスに止まり、ルーレットの結果50万米ドルを獲得した。筆者はこれまで、人生ゲームで白色の10万米ドル紙幣までしか手にしたことがなかったのだが、今回、人生で初めて紫色の50万米ドルを見ることとなった。

半導体不足による特需で30万米ドル獲得ボーナスで50万米ドル獲得 左=半導体不足による特需で30万米ドル獲得/右=ボーナスで50万米ドル獲得[クリックで拡大]

 さらに次のマスでは、「次世代グリーンデータセンターの中核となるメモリを開発」して50万米ドルを獲得した。メモリ業界に就職した身としては、次世代に、未来につながる技術を開発できたのは、最高に名誉なことだろう。しかし、こんなに立て続けにお金をもらっては、金銭感覚がおかしくなってしまいそうだ。

次世代メモリの開発に成功! 50万米ドル獲得
次世代メモリの開発に成功! 50万米ドル獲得[クリックで拡大]

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