エッジデバイスの設計を支援する製品やデモを披露、アヴネット:「EdgeTech+ 2023」事前情報
エレクトロニクス商社のアヴネットは「EdgeTech+ 2023」に初出展する。「Edgeデバイスのスマートな開発設計をサポート」というテーマのもと、AMDやNXP Semiconductors、onsemi、ローム、STMicroelectronicsといった主要サプライヤーの製品ポートフォリオや事例を含むソリューションを展示する。
エレクトロニクス商社のアヴネットは、2023年11月15〜17日に開催される「EdgeTech+ 2023」(パシフィコ横浜)に初出展する。ブース番号は「A-W18」。「Edgeデバイスのスマートな開発設計をサポート」というテーマのもと、AMDやNXP Semiconductors(以下、NXP)、onsemi、ローム、STMicroelectronicsといった主要サプライヤーの製品ポートフォリオや事例を含むソリューションを展示する。
各分野のデモ展示のほか、プレゼンテーションセッションも開催
ブースでは「Avnet Edge Computing Platform」「ワイヤレス&スマートホーム」「センサー&アクチュエータ」「ACRiルーム」「IoTプラットフォーム」「コネクティビティ」、そして「ミニライブプレゼンテーション」の7つのコーナーを展開する。
Avnet Edge Computing Platformのコーナーでは、AMD製品を中心に、パートナー企業のハードウェアIP(Intellectual Property)やソフトウェアライブラリを組み合わせた開発プラットフォームを紹介する。エッジAI(人工知能)カメラやロボット制御、センサー制御、リテールなどのエッジコンピューティングのデモも展示予定だ。
ワイヤレス&スマートホームコーナーでは、NXPの無線技術や高性能マイクロコントローラーを使用した各種ソリューション、onsemiのBluetooth Low Energy(BLE)5.2対応無線通信MCU、STのAI開発ツール「NanoEdge AI Studio」を用いたAI処理ライブラリによるデモなどを展示する。
センサー&アクチュエータコーナーでは、マイクロチップのモータ制御アルゴリズムのデモや、onsemiの電池残量計、ロームのセンサーなどを展示する。
IoTプラットフォームコーナーでは、エッジコンピューティングを実現するSBC(シングルボードコンピュータ)や無線モジュール、組み込みOSおよび開発環境を展示する。5Gセルラー無線モジュールやWi-Fi 6の無線モジュールなども見ることができる。
ミニライブプレゼンテーションでは、アヴネットやパートナー企業の専門家がエッジテクノロジーの技術開発の課題や最先端のソリューションについて説明を行う。一部のセッションでは製品のデモンストレーションも行われる予定だ。
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