センサー製品群「XENSIV」を次なる中核事業へ、インフィニオン:パワー半導体だけじゃない(1/2 ページ)
インフィニオン テクノロジーズ ジャパンは2023年11月30日、センサーブランド「XENSIV(センシブ)」の拡販に向けた戦略説明会を実施した。注力する4つのセンサー市場の今後5年間における平均CAGR17.1%を上回る成長を実現し、センサー事業の中核事業化を目指す。
インフィニオン テクノロジーズ ジャパン(以下、インフィニオン)は2023年11月30日、同社のセンサー事業拡大と、センサーブランド「XENSIV」の拡販に向けた戦略説明会を実施した。
同社は、特に成長が見込まれるMEMSマイクロフォン、レーダーIC、3D ToF イメージセンサー、環境センサーの4つの市場を注力分野に定め、今後5年間のCAGR17.1%を上回る売り上げ成長を目指す方針だ。
インフィニオン パワー&センサーシステムズ事業本部 センサーシステムズ&IoT 部長の浦川辰也氏は、同社のセンサー事業の特長について「Infineon Technologies(以下、Infineon)は、パワー半導体や車載向け半導体のイメージを持たれているが、センサー事業でも強みがある」と強調する。「2022年における車載用センサー市場では、市場トップクラスの16.1%のシェアを持つ。MEMSマイクロフォンにおけるMEMSダイの市場シェアは、2021年時点で45%で世界トップになっている。今後は、センサー市場の中でも伸びる領域に集中して製品を投入し、センサー事業の中核化を目指す」(同氏)
Infineon Technologies(以下、Infineon)の2023年9月期通期の売上高は、163億900万ユーロ。そのうち、センサー事業を含むRF&センサー分野の売上高は、全体の10%に当たる約16億ユーロ(約2500億円)だった。
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