Matter対応のIoT機器向けソリューションを発表:STマイクロとCommScopeが協力
STマイクロエレクトロニクスとCommScopeは、CSA(Connectivity Standards Alliance)が策定したスマートホームの新規格「Matter」に準拠するIoT機器に向けた「ターンキーソリューション」を発表した。
ワイヤレスSoC「STM32WB」と「PKIWorks」プラットフォームを統合
STマイクロエレクトロニクスとCommScopeは2023年12月、CSA(Connectivity Standards Alliance)が策定したスマートホームの新規格「Matter」に準拠するIoT(モノのインターネット)機器に向けた「ターンキーソリューション」を発表した。
開発したターンキーソリューションは、Matter機器に適したSTマイクロエレクトロニクス製のワイヤレスSoC(System on Chip)「STM32WB」と、CommScope製のIoTセキュリティプラットフォーム「PKIWorks」を統合した製品。
PKIWorksは、Matter機器に向けた認証情報の生成と提供に最適化されている。CSA認証済みのRoot of TrustとCommScope Product Attestation Authority(PAA)を用いて、さまざまなIoT機器メーカーやサービスプロバイダーに対し、Matter機器の認証情報を生成することができる。
PKIWorksのプロビジョニングクライアントは、さまざまな種類の機器認証情報を「STM32」や「STSAFE-A」に組み込むことができる。このため、Matterに準拠したIoT(モノのインターネット)機器の開発工程を簡略化でき、市場投入までの期間も短縮できる。
PKIWorksクライアントを搭載したSTM32WBは、既に入手可能となっている。
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