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能登地震、半導体/電子部品各社が生産拠点の被害状況を確認中令和6年能登半島地震

石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震発生を受け、北陸に生産拠点を持つ半導体/電子部品メーカー各社が、被害状況の確認を急いでいる。2024年1月2日には、東芝デバイス&ストレージなどが被害状況の確認について第1報を発表した。

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※2024年1月9日現在の状況については「【1月9日更新】能登地震、半導体/電子部品業界の被害状況」をご覧ください。

 2024年1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生した。地震発生を受け、北陸に生産拠点を持つ半導体/電子部品各社は翌2日、被害状況確認についての第1報を発表した。

東芝デバイス&ストレージ

 東芝デバイス&ストレージは、同地震発生直後に本社(川崎市)に災害対策本部を立ち上げ、情報収集と対応、対策に当たっていると発表。石川県能美市の加賀東芝エレクトロニクスの生産拠点について、まだ連絡が取れていない従業員の安否確認を急いでいる他、地震発生直後から操業を停止し、インフラや装置の状況を確認しているとした。生産再開の時期は、決定次第発表するという。

村田製作所

 村田製作所は、同社の北陸地方の工場は全て、年末年始休暇により操業を停止していたと発表。震源から近い穴水村田製作所およびワクラ村田製作所については、従業員の安否確認を続けている。これら2社以外の北陸の工場については、一部で負傷者が出ているものの、重大な人的被害は現時点では確認されていないという。建屋にも甚大な被害は確認されていないが、装置や設備については現在確認中としている。

サンケン電気

 サンケン電気も、各拠点の被害状況の確認を進めていると発表した。震源に近い石川サンケンの生産拠点である堀松工場と志賀工場(いずれも石川県羽咋郡志賀町)、能登工場(石川県鳳珠郡能登町)では生活インフラの被害が大きいことから、状況調査に一定の時間がかかるとした。

北陸電気工業

 北陸電気工業は、現時点で製造に支障を来す建屋、設備への被害はなく、人的被害もないと発表した。

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