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ローム、24年度業績予想を下方修正 在庫調整の長期化で:第3四半期は減収減益(1/2 ページ)
ロームは2023年度第3四半期の業績を発表した。売上高は前年同期比11.1%減の1158億円、営業利益は同56.8%減の108億円だった。通期業績予想は、売上高は5000億円から4700億円に、営業利益は530億円から440億円に下方修正した。
ロームは2024年2月1日、2023年度(2024年3月期)第3四半期(2023年10〜12月)の業績を発表した。売上高は前年同期比11.1%減の1158億円、営業利益は同56.8%減の108億円だった。
xEV分野が好調で自動車向けは増収
用途別に見ると、自動車向けの売り上げは前年同期比6.0%増の593億円だった。中でも増加幅が大きかったのはxEV(電動車)分野で、同33%増加した。産業機器向けは同26.2%減の170億円で、民生機器向けは同23.2%減の220億円。減少幅が最も大きかったのはコンピュータ&ストレージ向けで、同32.4%減の118億円だった。
中国/欧州は好調も米州では減収
今期の海外での売上高は全体の45%で、前年同期の41.9%から増加した。中国での売上高は前年同期比13.8%増となる175億円で、中でも自動車向けは同26億円増と好調だった。欧州でも自動車向けがけん引し、売上高は同14.4%増の109億円となった。一方、米州での売り上げは民生機器向けやコンピュータ&ストレージ向けの不調によって同24.1%減の124億円となった。
日本での売上高は、前年同期比15.8%減の637億円だった。全ての用途で売上高が減少していて、中でも産業機器向けは同43億円減、民生機器向けは同37億円減、コンピュータ&ストレージ向けは同33億円減と大きく落ち込んだ。
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