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「顔で操作」する車載向け非接触UIを展示、日清紡マイクロデバイス:オートモーティブワールド2024(1/2 ページ)
日清紡マイクロデバイスは「オートモーティブワールド2024」に出展し、非接触の車内UI(ユーザーインタフェース)や衝突防止ソリューションなどの自動車関連技術を紹介した。
日清紡マイクロデバイスは「オートモーティブワールド2024」(2024年1月24〜26日、東京ビッグサイト)に出展し、非接触の車内UI(ユーザーインターフェース)や衝突防止ソリューションなどの自動車関連技術を紹介した。
カーオーディオを「顔で操作」
自動車を模したデモ展示の運転席部分には、音楽や映像の再生などの操作を非接触で行えるUIのソリューションを搭載した。ディスプレイと3D ToF(3次元Time of Flight)センサーを組み合わせたもので、日清紡マイクロデバイスが提供するレーザーダイオードドライバーICなどを用いて実現できる機能の例として紹介したという。
3D ToFセンサーで運転席に座った人の顔の向きや手の動きを検知していて、顔を左右に動かすことで音楽再生や映像再生の中からどの機能を利用するかを「選択」、顔を下に向けて「決定」と操作できる。また、顔を下げた状態が続くと「居眠り状態」としてアラートが発される。
デモ展示の後部座席部分では、子どもの見守りなどに活用できるバイタルデータ測定のソリューションが展示された。60GHzのミリ波センサーで心拍数や呼吸数などを測定するもので、もともとは病院の入院患者などのバイタルデータをモニタリングするために開発を進めているシステムだという。日清紡マイクロデバイスの担当者は展示したソリューションについて「使い方次第で用途は広がる」と語った。
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