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アドバンテストと東レエンジが製造関連技術で提携マイクロLEDディスプレイ分野で

アドバンテストと東レエンジニアリングは、ミニ/マイクロLEDディスプレイの製造分野で、戦略的パートナーシップを締結した。製造工程で必要となる検査や転写、実装および、データ解析といった技術を組み合わせ、ディスプレイメーカーに提供していく。

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欠陥LEDの原因も効率よく特定することが可能に

 アドバンテストと東レエンジニアリングは2024年4月10日、ミニ/マイクロLEDディスプレイの製造分野で、戦略的パートナーシップを締結したと発表した。製造工程で必要となる検査や転写、実装および、データ解析といった技術を組み合わせ、ディスプレイメーカーに提供していく。

 マイクロLEDディスプレイは、数十マイクロメートル角という微小なLEDチップを基板に敷き詰めた製品。自発光のためコントラスト比が高く、低消費電力や長寿命といった特長がある。ただ大量のLED素子を組み合わせて用いる用途向けでは、製造工程で高度な技術が要求される。例えば、4Kディスプレイでは約2500万個のLED素子を実装する。この工程では精密に配列する実装技術や、欠陥LEDを排除するための検査技術などが求められている。

 そこで今回、東レエンジニアリングはマイクロLEDディスプレイ製造に向けた外観検査、レーザー転写、実装、リペアの全工程にわたる技術を連係させる。その上で、アドバンテストが保有する各製造装置や工程間のデータ連携、データ解析技術および、テスト技術などと組み合わせることによって、欠陥LEDの原因特定を効率よく行うことが可能になるという。

 両社は、製造に関するそれぞれの技術を持ち寄ることで、ミニ/マイクロLEDディスプレイの効率的な生産技術を確立していくとともに、市場の拡大を目指す。

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