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TSMC、24年Q1は増収増益 地震の影響は「最小限にとどまる」:Q2の売上総利益率を0.5ポイント引き下げるか(1/2 ページ)
TSMCは2024年第1四半期(1〜3月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比16.5%増の5926億4000万ニュー台湾ドル、純利益は同8.9%増の2254億9000万ニュー台湾ドルで、増収増益だった。
TSMCは2024年4月18日、2024年第1四半期(1〜3月期)の決算を発表した。売上高、純利益ともに前年同期を上回り、増収増益となった。売上高は5926億4000万ニュー台湾ドル(約2兆8153億円/182億2200万米ドル)で、前年同期比16.5%増、前四半期比5.3%減。純利益は2254億9000万ニュー台湾ドル(約1兆712億円/69億3300万米ドル)で、前年同期比8.9%増、前四半期比5.5%減だった。売上総利益率は53.1%、営業利益率は42.0%だった。
第1四半期の売上高をプロセスノード別に見ると、5nm世代が全体の37%と最大を占め、7nmが19%、16nmと3nmがそれぞれ9%で続いた。7nm以降の世代が全体の65%となった。用途別では、HPC(高性能コンピューティング)が全体の46%、スマートフォンが38%と、この2つが大部分を占めた。IoT(モノのインターネット)とオートモーティブはそれぞれ6%だった。前四半期比では、HPC向けの売上高は3%増、スマートフォン向けは16%減だった。
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