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23年度増収減益のミネベアミツミ、24年度は売上高/営業利益ともに「過去最高」へ:高付加価値製品が好調で(2/3 ページ)
ミネベアミツミの2024年3月期通期決算は、売上高が前年比8.5%増の1兆4021億円で過去最高を更新した。営業利益は同24.6%減の735億円、純利益は同18.0%減の755億円で増収減益となった。
車載や航空機向けが好調も、半導体関連が低迷
セグメント別で見ると、PTは、主力製品であるボールベアリングではデータセンター向け需要が落ち込んだものの、ロッドエンドベアリングでは航空機関連の需要が増加し、売上高が前年比7.1%増の2114億円、営業利益が同11.4%減の380億円。MLSは、車載向けモーターの需要が伸び、売上高が前年比0.8%増の3694億円、営業利益が同109億円増の118億円となった。
SEは、機構部品、カメラ用アクチュエーターの光デバイスの販売が落ち込み、売上高が前年比6.7%減の4947億円、営業利益が同14.9%減の354億円だった。
ASは、売上高が同65.4%増の3221億円、営業利益が同45.2%減の106億円となった。売上高の好調要因としては、自動車生産の回復に伴う需要増加に加え、ミネベア アクセスソリューションズの経営統合が挙げられる。一方、営業利益は、ミネベア アクセスソリューションズの取得に伴う同社の負ののれん発生益の影響で減少した。
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