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電池も受信機もいらない漏水検知ソリューション水漏れ通知がスマホに届く(2/2 ページ)

エイブリックと東芝デジタルソリューションズは、工場やビルの設備管理に向けた巡回検知型漏水検知ソリューションの提供を開始した。無線式バッテリーレス漏水センサーとスマートフォン上で利用できるIoT(モノのインターネット)プラットフォームを組み合わせたもので、ゲートウェイや電池/配線不要で利用できるため、導入コストの低減が見込めるという。

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スマホがゲートウェイ代わりに

 今回のソリューションではこのエイブリックのバッテリーレス漏水センサーと、東芝デジタルソリューションズのIoTプラットフォーム「ifLinkプラットフォーム」(以下、ifLink)を組み合わせることで、産業用IoT機器には不可欠だった据え置き型のゲートウェイも不要にしている。ifLinkはさまざまなWebサービスやIoT機器を自由に組み合わせられるプラットフォームで、スマホアプリを法人/個人ユーザーに提供している。IoT機器では通常、センサーで取得した情報をクラウドに送信するためにゲートウェイが必要になるが、この漏水検知ソリューションではスマホのifLinkアプリがゲートウェイ代わりになる。社用スマホなどを流用できるため、ゲートウェイを設置するよりも低コストで導入できるという。

「ifLinkプラットフォーム」の導入でゲートウェイが不要に
「ifLinkプラットフォーム」の導入でゲートウェイが不要に[クリックで拡大] 出所:エイブリック

 両社が想定する使い方は、スマホにあらかじめifLinkのアプリをダウンロードしておいて、それをポケットに入れた警備員や作業員が現場を巡回し、バックオフィスに戻って通知を確認するというものだ。漏水があれば、巡回中にセンサーからスマホに通知が届いている。

 エイブリックは同ソリューションのトライアルサービス提供を開始している。

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