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ミネベアミツミ、太陽光発電事業でタイに合弁会社再生可能エネルギーを最大限に活用

ミネベアミツミグループのNMB-Minebea Thai(ミネベアタイ)は2024年7月、タイ国内で太陽光発電を行うための新会社を、タイSuper Energyと合弁で設立することに合意した。

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2050年カーボンニュートラルの達成に向け、取り組みを加速

 ミネベアミツミグループのNMB-Minebea Thai(ミネベアタイ)は2024年7月、タイ国内で太陽光発電を行うための新会社を、タイSuper Energyと合弁で設立することに合意したと発表した。

 合弁会社名は「Minebea Super Solar Power(MSSP)」。資本金は10億8700万タイバーツで、出資比率はミネベアタイが60% 、Super Energyが40%。ミネベアタイでは、合弁会社から太陽光発電を効率的に調達し、工場内で再生可能エネルギーを最大限に活用していく計画である。

 Super Energyは、再生エネルギー関連事業やIT事業、水道事業をコア事業とする上場企業。タイ国内で100件以上の太陽光発電事業に携わっており、太陽光発電に関するさまざまなノウハウを蓄積しているという。

 ミネベアミツミは、「2050年カーボンニュートラルの達成」に向け、グループ会社の各拠点で太陽光発電設備の設置や、再生可能エネルギーの活用に取り組んでいる。2024年5月にはタイの同社工場で、再生可能エネルギーの調達拡大と電気代の削減、CO2排出量の低減などを実現していくため、太陽光発電事業に乗り出すことを発表していた。

 タイの工場敷地内には現在、合計16.5MWの発電能力を有する太陽光発電設備が稼働している。ただ、現行設備だけでは再生可能エネルギーの拡大が難しいと判断し、タイ国内に合計154MWの発電容量となる太陽光発電所を新たに建設することにしていた。

 これが稼働すれば、ミネベアミツミグループ全体で使用する電力量の12.5%相当を再生可能エネルギーで賄うことができると試算している。CO2排出量に換算すると年間で約9万5000トンの削減となる。

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