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1チップで停電時にも回転数を記録 ADIのマルチターンセンサー既存センサーから置き換えるだけ(2/2 ページ)

Analog Devices(ADI)は、磁気抵抗に着目した高性能の磁気センサー開発に注力している。磁気センサーは市場規模が数十億米ドル規模と大きく、既に多くの領域で導入されているため、独自技術や性能の高さによって差別化を試みているという。中でも特徴的なのは、電源喪失時にも回転数と角度を検知する磁気位置センサー「ADMT4000」だ。

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従来のセンサーに置き換えてコスト削減

 以下の動画は実際の製品を用いたデモの様子だ。電源コードをつないだ状態でハンドルを回すと、左側のディスプレイに回転数が記録される。電源コードを抜いてさらにハンドルを回し、再度電源コードを接続すると、電源喪失後も含めた正確な回転数がディスプレイに表示された。

「ADMT4000」を用いたデモの様子

 Nau氏は「モーターはもともと位置センサーを搭載している場合が多い。そこにさらに追加するのではなく、従来のセンサーをADMT4000に置き換えるだけで済む」としている。

 ADMT4000は1チップのソリューションであるため、バックアップ電源などを含む従来のソリューションに比べてシステム/メンテナンスコスト、重量や大きさを削減できるという。

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