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「次のトレンドはSDV」 RISC-Vマイコンでトップ維持狙うInfineon:標準化にも注力(2/3 ページ)
Infineonは、次世代車載マイコンにRISC-Vコアを採用する。ソフトウェア定義型自動車(SDV)への移行を見据え、拡張性や柔軟性の高さに注目していることが理由だ。標準化やソフトウェア開発の支援にも取り組む。
SDVへの移行を見据えてRISC-Vを採用
InfineonがRISC-Vの採用を決めたのは、ソフトウェア定義型自動車(SDV)への移行を見据えてのことだ。
「Infineonの車載マイコン事業は市場トレンドを追うだけでなく、今後要求される仕様を先取りして実装していく考えだ。コアアーキテクチャは時代によって変化してきたが、次のトレンドはSDVだ。従来のリアルタイム処理だけでは足りず、柔軟性や拡張性、スケーラビリティが重要になってくる。これに対応できるのがRISC-Vだ」(Infineon オートモーティブ事業部 マイクロコントローラープロダクトマーケティングアンドマネジメント シニアディレクター Marco Cassol氏)
なお、RISC-Vコアを採用しても、バスアーキテクチャなどを含めたマイコン全体のシステムアーキテクチャは依然として重要であることから、Infineonはここで他社との差別化を図るという。
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