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25年2Qの半導体企業ランキング、日本勢トップは13位のソニーNVIDIAが首位を維持(1/2 ページ)

Semiconductor Intelligenceによると、2025年第2四半期の半導体市場ランキングはトップがNVIDIA、2位がSamsung Electronics、3位がSK hynixだった。日本勢トップは13位のソニーだ。

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 Semiconductor Intelligence(以下、SI)は2025年8月14日、WSTS(World Semiconductor Trade Statistics/世界半導体市場統計)や半導体メーカー各社のデータを基に、2025年第2四半期の半導体市場の推移や売上高ランキングなどをまとめたレポートを発表した。

NVIDIAが首位維持、メモリメーカー好調

 SIは、2025年第2四半期の世界半導体売上高ランキングトップ20を公開。それによると、1位は前四半期比2.1%増で450億米ドルのNVIDIA、2位は同11%増で199億米ドルのSamsung Electronics(以下、Samsung)で、それぞれ前四半期から順位の変動はなかった。3位に入ったのはSK hynixで、同26%増の159億米ドルと大きく成長し、前四半期(5位)から順位を2つ上げている。ランキングは4位が同0.1%減のBroadcom、5位が同1.5%増のIntelと続く。

 2025年第2四半期は、上位20社のうち15社が前年同期比で堅調な成長を報告している。特にメモリメーカーの好調が目立ち、2位、3位に入ったSamsungとSK hynixの他、6位のMicron Technologyも前四半期比16%増の成長となった。

世界半導体市場ランキングトップ20(ファウンドリーやAppleなど自社向けのみで半導体を製造するメーカーを除く。一部のメーカーの売上高には予測値が含まれている)
世界半導体市場ランキングトップ20(ファウンドリーやAppleなど自社向けのみで半導体を製造するメーカーを除く。一部のメーカーの売上高には予測値が含まれている)[クリックで拡大] 出所:Semiconductor Intelligence

 日本勢をみると、ソニーが前四半期比0.2%減の28億米ドルで13位となったほか、キオクシアが同1.2%減の24億ドルで16位、ルネサス エレクトロニクスが同5.1%増の22億米ドルで17位に入っている。

 業績予想を開示しているほとんどのメーカーは、2025年第3四半期も前四半期比で堅調に推移することを見込んでいる。ここでも最も大きな成長を見込むのはメモリメーカーで、Micronが20%増、キオクシアは30%増と予想。両社とも、AI需要を主なけん引役として挙げている。

 2025年第3四半期予想ではこの他、STMicroelectronicsが自動車を除く全ての最終市場が成長していることから、前四半期比15%増を見込むほか、AMDもAI需要を追い風に同13%増を予想している。予想を提示している中で売上高減を見込むのはMediaTekのみで、モバイル市場の低迷を受け、同10%減と予想している。

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