この記事は、2025年11月13日に発行した「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたコラムの転載です。
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半導体/エレクトロニクス分野における中国の勢いが止まりません。電気自動車(EV)や自動運転、AI技術で先行しているのは周知の事実ですが、近年は半導体、ロボットなどの分野でも目を見張る発表が相次いでいます。
数日前は、中国のEVメーカーXiaopeng Motors(シャオペン)が、人型ロボット「IRON」の新モデルを披露しました。フェンシングの選手のようないでたちで、ゆっくりと滑らかに歩く姿は、もはや人間にしか見えず、驚きとともに、進化のスピードに恐怖を感じるほどでした。
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