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フラックス不要、無洗浄で実装できる「ギ酸」リフロー炉:推奨はんだ材料も合わせて提供(2/2 ページ)
千住金属工業は「第18回 オートモーティブワールド-クルマの先端技術展-」に出展し、フラックスレスで実装を行えるリフロー炉や、環境保護に向けた取り組みを紹介した。【修正あり】
環境配慮の取り組みも はんだを拭いた布までリサイクル
千住金属工業は、環境やサステナビリティに配慮したはんだ材料も多くそろえる。ブース説明員が「環境配慮というと二酸化炭素(CO2)削減というイメージがあるかもしれないが、それだけではない」と語る通り、同社でははんだ材料の環境配慮を12項目に分類している。
同社が設定する環境配慮の項目には、「PFAS不使用」「リサイクル材のスズ(Sn)100%」「室温で保管可能」などがある。PFASフリーは日本よりも規制が厳しい欧州を想定したものだ。Snは武力勢力の資金源となる「紛争鉱物」として、同社では責任ある調達に向けた取り組みを行っているという。室温で保管できるはんだ材料は冷蔵庫を使用しないので、エネルギーやコスト削減につながる。
【修正:2026年1月28日15時20分 紛争鉱物への取り組みに関して、当初「銀(Ag)」としていた箇所は「スズ(Sn)」の誤りです。お詫びして訂正いたします。】
さらに同社は製品のリサイクルも積極的に行っていて、同社が販売する全てのはんだ材料はリサイクル対象だという。顧客が購入して使用期限が切れたはんだ材料をはじめ、はんだの酸化物であるドロスや材料が付着した空き容器、はみ出したはんだを拭った布まで回収する。回収したものは、千住金属工業の関連会社が精錬/精製し、組成の分析などを行った後、再度製品に利用している。
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