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「世界初」カチッと押せる感圧センサースイッチ ロボの指先用途もシチズン電子が開発(1/2 ページ)

シチズン電子は2026年2月27日、磁気センサーとタクティルスイッチを一体化した「磁気センサースイッチ」を開発した。感圧式センサーとクリック感のあるスイッチを組み合わせた構造は「世界初」(同社)で、低ヒステリシスが追従性の高いセンシングに寄与するという。

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磁気センサーとタクティルスイッチを合体

 シチズン電子は2026年2月27日、磁気センサーとタクティルスイッチを一体化した「磁気センサースイッチ」を開発したと発表した。「FS3030」「FS3020」の2種類展開で、同年3月からサンプル出荷を開始し、2026年度中に量産開始する予定だ。

F3020(左)/F3030(右)
F3020(左)/F3030(右)[クリックで拡大] 出所:シチズン電子

 タクティルスイッチはボタンを押し込むことで通電し、手を離すと止まるモーメンタリー式のスイッチで、ドーム型の金属バネを内蔵し、物理的なクリック感を得られることが特徴だ。

 これに磁気センサーを組み合わせることで、オン/オフ操作に加え、微妙な力加減の検知を実現した。例えばゲームコントローラーに搭載した場合、レースゲームにおいてアクセルを少しずつ踏み込む、ブレーキを少しだけかけるなどの操作が可能になるという。

オン/オフ操作に加えて押し圧の検知も可能に
オン/オフ操作に加えて押し圧の検知も可能に[クリックで拡大]

 シチズン電子の担当者によると「押し圧や移動量を検知できるセンサーとして、物理的なクリック感を伴う製品はこれが世界初」だという。また従来の圧力センサーでは、加圧時と減圧時で出力差が生じる「ヒステリシス」が課題になっていたが、タクティルスイッチの金属バネは外圧への追従性が高いため、ヒステリシスを抑え高い応答性を実現したとする。

 センサー分解能はスイッチのストローク幅に応じて変わる。8×8×2.5mmサイズでストローク幅0.35mmのFS3030は、全体を約6000分割してセンシングすることが可能。3×2×1.85mmサイズでストローク幅0.12mmのFS3020は、約3000分割してセンシングできる。

 I2C対応のデジタル信号出力を備え、リフロー実装にも対応したことでシステムへの組み込みを容易にした。21.1μAの低消費電力によって、バッテリー駆動機器にも最適だとする。

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