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パワー停滞も光デバイス堅調、三菱電機の半導体部門ローム、東芝との統合協議にも言及(1/2 ページ)

三菱電機は2025年度通期(2025年4月〜2026年3月)業績を発表した。半導体部門(セミコンダクター・デバイスセグメント)の売上高は前年度比7億円増の2871億円、営業利益は同69億円増の475億円だった。パワー半導体の需要停滞は継続したが、通信用光デバイスが堅調に推移した。

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 三菱電機は2026年4月28日、2025年度通期(2025年4月〜2026年3月)業績を発表した。半導体部門(セミコンダクター・デバイスセグメント)の売上高は前年度比7億円増の2871億円、営業利益は同69億円増の475億円だった。パワー半導体の需要停滞は継続したが、通信用光デバイスが堅調に推移した。

光デバイス好調、受注高「非常に大きな伸び」

 三菱電機の半導体部門は、主にパワーデバイス事業と高周波/光デバイスの2つで構成され、売り上げの大半はパワーデバイスが占めている。2025年度の売上高構成をみるとパワーデバイスが約8割で、残りの約2割が高周波/光デバイスだった。

 半導体部門は2025年度、自動車向けや産業向けなどパワー半導体の主要市場の需要停滞が継続する一方で、通信用光デバイスの需要は堅調に推移。売上高は前年度比微増となったものの、光デバイスはパワー半導体と比べ収益性が高いことから、売り上げ構成の変動によって営業利益は約17%増となった。これによって、営業利益率も前年同期比2.4ポイント増の16.6%になっている。なお、同部門の2025年度第4四半期(2026年1〜3月)業績は、売上高が前年同期比64億円増の786億円、営業利益は同37億円増の124億円だった。

2025年度通期の半導体部門業績
2025年度通期の半導体部門業績[クリックで拡大] 出所:三菱電機

 受注高も電鉄/電力向けパワー半導体および通信用光デバイスの増加などによって前年度を上回った。三菱電機の最高財務責任者(CFO)である藤本健一郎氏は「半導体部門の2025年度第4四半期受注高は光デバイスが非常に大きく前年度から伸び393%に、パワーデバイスも136%になった。この傾向は2026年度も継続すると考えている」説明。「特に光デバイスは2025年度から2026年度に向けて売り上げベースで3割以上増加し、受注も増加すると見ている」と強調した。

 半導体部門の2026年度通期予想は、通信用光デバイスの需要増などによって売上高は前年度比128億円増の3000億円の増収を見込む。これによって上述の売り上げ構成比における高周波/光デバイスの割合が若干高まると予測している。 一方、調整後営業利益は償却費増などによって同33億円減の430億円になると見ている。

 なお2026年度のパワーデバイス市況については「電力/鉄道分野がけん引し、緩やかな市場拡大を見込んでいる」と説明。特に、電力用は再エネ利用拡大により需要が高まっていることから、中長期的に市場成長を見込んでいるという。

2026年度通期業績予想
2026年度通期業績予想[クリックで拡大] 出所:三菱電機

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